簿記の資格を活かしたい!
会計事務の仕事がしたい!
でも会計事務所って難しそう・・・
経験もないし・・・
大卒しか採用してもらえないの?
という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、実際に高卒+未経験で就職した私が実体験を含めて解説していきたいと思います!
会計事務所の仕事内容は?
- 税務代理
- 税務書類の作成
- 税務相談
- 記帳代行
- コンサルティング
- 給与計算、年末調整 など
税理士事務所の従業員は、税理士の監督のもとで行っていきます。
基本的には、一人ひとり担当する法人や個人事業主が決まっています。
私は、30件以上担当しています。
大きな事務所では、「記帳作業」はパートやアルバイトが担当、「その他の決算や申告など重要な作業」は有資格者が担当と、作業によって分けているところもあるようです。
私は、電話や来客の対応、請求書作成など一般的な事務の仕事もしています。
必要な資格は?
基本の簿記や、パソコンの操作方法がわからないと仕事になりません。
それぞれ、どの程度必要なのか詳しく説明していきます!
日商簿記2級以上
本当は日商簿記2級もいらない!
最低限の簿記の知識があれば、記帳作業も決算もできます。
ですので、最近の求人では「3級でもOK」のところもあるくらいです。
ですが、ほとんどの求人に簿記2級以上と書かれているので、
ちょっと大変ですが最低でも2級まではがんばって取りましょう!
私も2級を取得してから転職活動を始めました。
全経簿記は、社会的認知度が低いので、これから取得するのであれば日商簿記の方がいいです。
全商簿記も認知度低め。難易度的にも日商2級>全商1級ですので、できるならアップグレードしちゃいましょう。
もちろん、できるだけ上級の資格を持っている方が有利になります。
高卒者であれば日商1級を取得すれば、転職に有利になるだけでなく、税理士試験の受験資格も得ることができます。
さらに科目合格していれば、お給料面でも変わってきます。
パソコンスキル
会計事務所では、「弥生会計」などの会計ソフトを使用しますが、パソコンをある程度操作できる人なら大丈夫。そんなに難しくないです。
こん太でもすぐに覚えられました!
会計ソフトは、大抵マニュアルやヘルプがそのソフト上にあるので大丈夫!
メインでは会計ソフトを使いますが、ExcelやWordを使うこともあります。
【Excel】 四則演算やSUMなどの簡単な関数を使ったデータ表を作れる。
【Word】 表や画像も入れられて、きれいなレイアウトの文書作成ができる。
このくらいは、できた方がいいですね。
もちろん資格があった方がアピールになるので、できるならMOSの取得をおすすめします。
全商情報処理検定、全商ワープロ検定は、社会的認知度が低いです。
ちなみに、コピーやFAX等もよく使うので、使い方を知っていると入ってから楽ですよ。
アピールポイント
コミュニケーションスキル
事務とはいっても、ただパソコンをいじっているだけでなく、人と話す機会も多い職場です。
必要な資料を回収しに関与先を訪問したり、不明点があれば電話で聞いたり、担当者と相談しながら進めていきます。
専門性の高い分野なので、難しい取引やわからないことがあれば、税理士(所長)や事務所のスタッフに聞いて処理します。
ですので、事務所スタッフや関与先とコミュニケーションをとれるかどうかが大事になってきます。人と話すことが苦手な人にはちょっと厳しいかもしれませんね。
私は前職で接客業をしていたので、そこをアピールしました。
正確に、コツコツと
関与先が支払う税金に関わることなのでミスは許されません。
領収証などを一つずつチェック、細かな数字を正確に入力していきます。数字を整理し、何度も見直しながら黙々と作業できる人が向いています。
残高が合わないとき、その原因を探すのが私は一番好き。
申告等の期限は厳守なので、計画的にコツコツと仕事を進めなければいけません。
税制改正も頻繁にあるので、わからないことでも何でも自分で調べたり、勉強しながらやる意欲があるかが大事。
すでに簿記などの資格を独学で取得していれば、そのPRになりますね。
未経験可の求人はある?
経験者だと前職でのやり方に固執してしまうことがあります。
ですので、素直に自社のやり方を受け入れてくれる未経験者を採用しているところがあります。
最近では、税理士試験受験生も減り続け、会計業界は人手不足となっています。
そのため、人材を育成するために未経験可、学歴不問とする求人が増えてきました。
とはいえ、同じ未経験でも大卒の人と応募が被った場合、高卒ではやっぱり不利なのが現実。
未経験=大卒と考えている事務所があったり、地方になるほど難しくなったりするようです。
高卒、未経験者が採用されるためには、少しでもアピールポイントをつくりましょう!
アルバイトやパートからはじめる
いくら未経験可の求人があるとはいえ、簡単ではありません。
アルバイトやパートであれば採用基準のハードルも下がり、未経験可の求人もたくさんあります。
まずは、アルバイトやパートからチャレンジし、資格の勉強をしながら経験を積み、正社員へ転職するのもいいでしょう。
正社員登用制度がある事務所なら、1年後~正社員になれる可能性もあります。
正社員でどこにも採用されなかったら、バイトからはじめようと考えていました。
できるだけ若いうちにチャレンジする
会計業界は平均年齢が高く、30代からこの業界に入ってくる人もたくさんいますが、それなりの資格を持っていないと厳しいです。
年齢が高くなるほど不利になっていきます。
未経験の場合にはポテンシャル採用になり、これからの伸びしろに期待がかかるため、やはり若ければ若いほど採用されやすいでしょう。
私は、20代ですが同棲をしていたので「入所後すぐに結婚して、産休・育休で休まないか」と何度も聞かれました。
実際その予定はありませんでしたが、一番入りたかった事務所に「女性はごめんなさい」と不採用にされてしまいました。
女性でパートナーがいる方は、注意が必要です。
どうやって求人を探したらいい?
会計事務所のホームページ
ハローワークや求人サイトに載っていなくても、募集していることもあります。
募集終了となっていても、更新してないだけかもしれません。
メールだと気付いていない場合もありますので、電話で問い合わせるのをおすすめします。
私が希望した地域では求人が全然なかったので、事務所に直接電話をかけまくりました!
求人サイトや検索エンジン
未経験可や学歴不問の求人を一番見つけやすいです。
主婦なら主婦向け、フリーターならフリーター向けなど自分に合ったサイトを使うのがおすすめ。
ハローワーク
地元で働きたい人におすすめ。求人の閲覧のみならネットでもできます。
さらに相談や就職対策もできるので、迷ったらとりあえずハローワークへ。
失業手当や再就職手当を受給するついでに利用。
最終的には、ハローワークの求人に応募して採用されました。
雇用保険に入っている人は、転職時に失業手当や再就職手当を受給することができます。ついでにチェックしておきましょう!
転職エージェント
転職先に悩んでいる人、お給料など質の高い求人を求めている人におすすめ。
担当のアドバイザーがあなたに合った求人を紹介してくれます。
まとめ
高卒、未経験からの就職は簡単ではありません。
資格を取得しアピールポイントを作って、諦めずに応募し続けることが大事です。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。